今日よりも明日、少しでも成長した自分でありたいーー。
そう願って、多くのみなさんが、日々を過ごしているのではないでしょうか。
そのために欠かせないものが、わたしたちは、「知」と「仲間」であると考えています。
仲間とともに、知を深め、磨きあうことで、飛躍できる。
職場でも家庭でもない、心の拠りどころとなるような居場所。
この会は、そんな心の「オアシス」のような存在であることをめざしています。
メディア・広報研究会は2015年に発足しました。
きっかけは、ジャーナリスト(元朝日新聞記者)の平出義明が記者時代、広報担当者を対象にした講演や、プレスリリースの持ち込みを受けるうち、「メディアと広報の間には大きなギャップがある」と気づいたことでした。
リリースには、記者が求める情報がほとんど載っていなかったからです。
新聞社に届くプレスリリースの99.8%は、記者やデスクの目が通ったあと、ゴミ箱行きとなっています。
記事になるのは、わずかに0.2%。
大切なことは、リリースは読者や視聴者、顧客のためにある、ということです。
一義的には、発信する企業、商品やサービースを売り出すためです。
しかし、最終目標は、メディアを通じて、読者や視聴者、顧客に、企業の情報を知ってもらうことです。
どのように顧客に役立つのかといった視点やデータ、物語がないばかりに、広報担当者の努力とエネルギーの多くが、読者の目にふれる前に消え去っているのです。
そんなギャップを埋めたいと、メディアや広報の担当者が、非営利組織のメディア・広報研究会を立ち上げました。
メディアと企業の広報は、「伝わってなんぼ」「広がってなんぼ」という点で、同じ方向を向いています。
研究会に参加するメンバーは、仕事内容や経験、環境がそれぞれ異なります。
参考図書を元に、伝わることや企業の戦略、マーケティングについて話し合うと、
参加者の多様な視点に支えられ、書籍に書かれていないこと、盲点が浮かび上がり、
書籍の内容を越えた、気づきの多い立体的な知が得られます。
一人の読書では、とうてい到ることのきない域に達します。
このことによって、会独自のいくつかの理論やノウハウを生み出してきました。
「リリースの書き方」や「広報の仕事の仕方」といったマニュアル本では得られない真の力が身につきます。
「伝わってなんぼ」「広がってなんぼ」の世界が強化されるのです。
サッカースクール運営会社マネジャーの柿本達郎は、研究会の成果をもとにしたリリースを、テレビの情報番組に送り、同社の取り組みが取り上げられました。
柿本の基準は、全国5大新聞とテレビキー局に取り上げられること。
視聴者に刺さるメッセージが盛り込めれば、基準は達成できるのです。
講演会やセミナー、交流会で、「いいな」と思ったスキルが会場を後にした瞬間から、体から失われると感じたことはありませんか。
そんなもどかしさを、情報通信システムの「西菱電機」課長、宮城亜莉沙は、あじわってきました。
彼女の体験から、「自分事化」して知識を掘り下げることを、会では重視しています。
その知識が仕事の場で生かされ、新たなスキルへと変貌していくのです。
自ら手にした知や情報を分かち合いたい。
2児の母である、「サンクチュアリ出版」広報の岩田梨恵子は、子どもがまだ乳児だったころ、社会の動きもつかめず、取り残されているという焦燥感を抱えていました。
このことがずっと引っかかっていました。
知は、人に寄り添うものです。
この心思から、岩田は子育て中のビジネスパーソンを対象にした「ママさん広報のためのランチタイム交流会」を、研究会の活動として立ち上げました。
子育て中の人も、子連れで有意義なビジネスランチの時間を、と考えたのです。
知に知を重ねる。
重なり合った知に、互いの体験を、人生を、重ね合わせる。
知と仲間は、人生に欠かすことが出来ないものになっていくのです。
それは、一人ひとりに焦点を当て、働き方を変え、不平等をなくしていく、小さいながらも大切な一歩となると考えます。
あなたも、そんな私たちの仲間になりませんか。
衷心より、迎待いたします。
メディア・広報研究会は現在、下記の4つのワーキンググループが活動しています。
講演会やセミナーも不定期で開催するほか、メンバー間のつながりを大事にする交流会やレクリエーションも実施しています。
文章術、動画づくり、データサイエンスに関する講師を派遣します。
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